WSOP2022が終了。今大会は過去最大の日本人プレイヤーが参戦し、約180名がITM。獲得賞金が$30,000超で30傑入りした10人を紹介!
ITM回数:3回
獲得賞金:$46,414
11位はオンライン日本最強と名高い一ノ瀬公聖プロ。今季はWSOP前半戦から参戦。Mix Game、OMAHAで立て続けに日本最高位を3回達成。獲得プライズが全て万ドル超えと圧倒的な実力を見せつけた。
順調な滑り出しと見られたが、WSOP中盤の6/23に緊急帰国。理由は自身の集中力が欠如していると判断したこと。WSOPは一ノ瀬プロにとっても大舞台。しかし、彼の目標は参加ではなくブレスレットの獲得。これは真剣にブレスレットを目指していたからこそ可能な決断。彼のプロとしての決断は多くのポーカーファンから賞賛が集まった。
プロとして同じ過ちは繰り返さない。来年は万難を排した彼の姿が見れるだろう。
ITM回数:2回
獲得賞金:$46,130
12位はShinya Nakai氏。MAIN EVENTと同じStructureだが4倍の早さで進行する#66 MINI MAINで大爆発。5,833人が出場したDay1を日本人2位、全体で24位で通過。Day2は1BBが初期スタックの16倍を超えるLV.38まで生き残った。彼のラストハンドはAハイでもポケットでもなくQ4o、スタックは1BBを切っていた。一般的にプレイヤーはスタックが30BBを切るとプレッシャーを感じ始め、20BBを切るとPFAIの圧力に耐えられなくなる。彼は粘りに粘りLV.38に行きついた。長く生き残った者がLong Runを果たす。しかし、Long Runの過程を教えてくれる人は滅多にいない。
【WSOP2022】Event #66 超新星現る!Kei Nitta氏がデビュー戦で2,140万円獲得の衝撃!!Shinya Nakai氏が640万円獲得、ITMは今季最大の19名!!ITM回数:1回
獲得賞金:$40,900
13位は恵比寿BUBBLE常連のATSUSHI.UMEDA氏。国内で数多くの実績を残したプレイヤーが、2022年1月からみさわプロのコーチングを受けパワーアップ。二人目の卒業生として、満を持してWSOPに初参戦。MAIN EVENTはDay1Cから勝ち上がり、Day5に進出。Day5ではフィーチャーテーブルで2021年のMAIN EVENT王者Koray Aldemir氏と激戦を繰り広げた。Flopで同氏のナッツフラッシュドローがAldemir氏のトップセットとぶつかったシーンは生中継され、日本のファンは固唾を飲んだ瞬間だった。
WSOPと同時期に開催されたBuy-in $5,000のWPT Venetianにも参戦。日本のうめあつが世界のUMEATSUとなる準備は整った。世界の舞台で師のみさわ氏、ライバルのAldemir氏に恩を返す。
ITM回数:1回
獲得賞金:$40,900
14位はLA在住会社員Ryutaro LA氏。Mix Gameをこなす万能派でWSOPはMAINに照準を合わせ有休取得で参戦。MAIN EVENTは兼業プレイヤーが集まるDay1Dを勝ち抜いた。Day3を日本人3位/全体22位、Day4は日本人3位/全体277位の成績で通過し、Day5ではDan Smithと同卓し、生死の戦いを繰り広げた。
来年も有給取得でWSOP参戦を表明。MAIN戦士として日本を背負い、終わらない戦いに挑む。
ITM回数:1回
獲得賞金:$38,650
15位はMakino Kenta氏。同氏が爆発したのはMAINに次ぐ目玉EVENTである#68 Million Dollar Bounty。#68はDay2 進出者の中で最も幸運な人物が$1,000,000のアメリカンドリームを手にするBig Event。ある意味WSOPで最も複雑なStructureを日本人最高位で走り切った。これが初の海外ライブITM、ポーカープレイヤーとしてこれ以上ないスタートを切った。
【WSOP2022】Event #68 14,000人参加のトーナメントで万ドル超えプレイヤーが4人!最高位は初参戦のKenta Makino氏の17位!!ITM回数:1回
獲得賞金:$38,166
16位はKeiji Ito氏。今まで比較的ReanableなEventでのITMが記録されている中、前触れもなくBuy-in $3,000の#65で大爆発。1,359人参加のプロ・セミプロが参加するStakesのトーナメントでDay2をチップリーダーで通過。最終日のDay3は世界のトッププロと渡り合った。最終的には日本人最高位の10位。Semi FTの緊張感の中トッププロ達とテーブルを囲んだ経験は大きな財産となったに違いない。
【WSOP2022】Event #65 Keiji Ito氏が10位!日本人プレイヤー3人が賞金万ドル超え!ITM回数:6回
獲得賞金:$37,567
17位は医師出身でチーム3億円のMTTコーチであるプロポ氏。中盤から参戦ながら6回のITMを達成した。ITM回数は日本人2位タイの成績。聖地入り直後の#46では挨拶代わりの万ドル超え、終盤の#85では日本人プレイヤー最後の万ドル超えITMを記録しWSOPを締めた。MAIN EVENTはDay1Dを勝ち上がり、Day3に進出。あと一歩のところでITMを逃した。来年のWSOP参戦を早くも表明。チーム3億円のプライドを賭け、挑戦の日々はこれからも続く。
【WSOP2022】Event #85 :チーム3億円のプロポ氏が今季2回目の万ドルITM達成! 【WSOP2022】Event #46でチーム3億円からの刺客が万ドル超えのITM!ITM回数:1回
獲得賞金:$32,529
18位タイはZOOM鉄強のeuro氏。2年連続WSOP参戦のオンライン勝ち組。#55 Tag TeamではTaichi Ichikawa氏と参戦。EVENTでは中心的な活躍が評価され、最終日サムネのセンターに抜擢された。最終日Day4ではチップリでテーブルを牽引しながら、後のMAIN EVENT優勝者Espenらと激闘を繰り広げた。最終的には3位となったが、平運さえあれば優勝もあり得た展開だった。
#21では似非カイジ氏のセコンドを務め、同氏を6,501人中7位に導いた。同氏の貢献により新たなトーナメント戦術が日本に浸透した。
ITM回数:1回
獲得賞金:$32,529
19位タイは著書『現代ポーカー理論』を翻訳したTaichi Ichikawa氏。同氏は暗号通貨取引所勤務のキャリアを持ち、現在は海外を主戦場とする専業プレイヤー。#55ではeuro氏とTagを組みFT進出。最終的には3位となり、歴史的な入賞を果たした。
現在は今までの専業としての体験を週に1度noteで無料公開中。100万円を握りしめ向かった先はフィリピン、その後の彼の人生が描かれる。専業を目指す若手プレイヤー必読のノンフィクション。
ITM回数:1回
獲得賞金:$31,900
20位はYuto Suzuki氏。同氏は直近6月のAPPT Manilaで海外ライブデビューをした大型新鋭プレイヤー。MAIN EVENTはDay1Dから勝ち上がり、Day4へ進出。22人のMAIN EVENT生還者の1人となった。今後どのようなHigh Rollerトーナメントに出場し、実績を積み上げていくか期待したい。
【WSOP2022】Event #70 Main Event Day4:17人のメイン戦士がITM!