11日間に及んだEPTモンテカルロ2023が閉幕。
毎年恒例のモナコ開催となった今大会には、約30名の日本人プレイヤーが集結。
今年のEPTモンテカルロでは日本人プレイヤー2名がトロフィー獲得と、まさに歴史に残る大会となった。
大会の締めとして最も活躍したプレイヤー9傑をランキング形式で紹介!
※Bounty分はITM達成者にのみ加算、集計しております。
獲得賞金:€21,860
ITM回数:1回
10位はMasaaki Izushima氏。同氏はラスベガスを主戦場とするポーカープレイヤー。
開幕戦ではアメリカ仕込みの技術で欧州プレイヤーを次々となぎ倒した。挨拶代わりのDeep Runで、1,067人中11位となり参加費の約20倍相当の賞金を得た。彼の生涯獲得賞金は148KUSDを超えるが、実は今回がアメリカ外での初ITM。ベテランプレイヤーの欧州通貨出稼ぎ遠征は成功を収めた。
獲得賞金:€22,150
ITM回数:3回
8位はYasuhiro Waki氏。同氏は世界各地の国際大会を股にかける国内ランカー。
今大会ではMain Event Day2 バブルラインにて、AAがQJsにクラックされる憂き目に遭遇した。しかし、百戦錬磨の国内30傑は挑戦を厭わず終わって見れば日本人4位タイとなる3つのITMを達成。最終日の#52で18K€の高額ITMを記録し、自身の定位置となる大会Best9を確保した。
獲得賞金:€29,880
ITM回数:4回
7位はtakumi_poker氏。同氏は2021年デビューの新鋭プレイヤー。
2022年に国内主要トーナメントであるWPT Tokyo・テキサスホールデム名人戦のタイトルを獲得し、自身初のEPTに挑んだ。彼の活躍は大会最大のサプライズと言え、結果は日本人最多タイの4 ITMを達成、日本人7位の獲得賞金を得た。4ITMという結果は、彼が走り続けたからこそ得られた産物。今大会ではMain Eventに参戦した。世界が彼を見つける日は、そう遠くないかもしれない。
獲得賞金:€49,750
ITM回数:1回
6位は四鹿和彦氏。同氏は生涯獲得賞金額2.31MUSDにのぼり、国内第2位に君臨するトッププレイヤー。
今大会では参加費77万円のPLOにて3位入賞を果たし、一撃750万円弱のITMを達成。NLHに限定しない、国内トッププレイヤーに相応しい懐の深さを見せた。現時点で国内最多獲得賞金を誇る、つぐ兄氏との差は1.4KUSD。2023年の中盤戦は頂上争いの熱いデッドヒートが見れそうだ。
獲得賞金:€50,150
ITM回数:1回
5位はMasashi Oya氏。同氏は2021年12月に彗星の如く現れた新星で、瞬く間に国内4位まで上り詰めたHigh Roller。
ホームは米国であるが、大会中盤に突如としてモンテカルロに出現。自らの居住エリアともいえるHigh Roller(参加費375万円)トーナメントで、普段通り世界最高峰のプレイヤーと対峙した。欧州トッププレイヤーに囲まれる中、きっちりITMを果たし、また1つ数万ドル単位の実績を積み上げた。彼がデビューから何か月後に日本の頂に立つか楽しみでならない。
獲得賞金:€63,980
ITM回数:2回
4位はふぁるこん氏。同氏は2021年デビューながらWSOPブレスレットとEPTトロフィーを持つ、日本で最もトリプルクラウンに近いプレイヤー。ポーカーの国際に出場するため、世界各地に遠征する傍ら、楽曲を作成するライフスタイルを持つ。
同氏は従前よりmix gameを得意とする万能型であるが、最近の稼ぎ頭はHigh Rollerトーナメント。気の置けない後輩?ラスワン氏と同時ITMを果たした#10では一撃で920万円のITM。現在国内ランキング11位。国内10傑の座は同級生のJ O E氏と争う。
獲得賞金:€86,750
ITM回数:4回
3位は小林さん。同氏は低ステークスからHigh Rollerまでこなす国内上位ランカー。参加費25KEURのトーナメントに参加可能な数少ない日本人プレイヤー。
今大会では多くの困難に遭遇するも日本人トップタイの4回のITMを記録。Main EventではDay3でセットオーバーセットの憂き目に遭い、その鬱憤ををサウナで晴らせない苦境に見舞われた。しかし、最終日の#52(参加費77万円:6-max)では準優勝を飾り、一気に賞金額を991万円積み上げた。最終的には自らの力で道を切り開き、今大会を有終の美で飾った。
獲得賞金:€317,760
ITM回数:2回
2位はJ O E氏。同氏はEPT・WPTで優勝経験の持つ国内トップランカー。
のべ2,138人がエントリーした開幕戦の#1。ポーカーにおける「心・技・体」を兼ね揃えた彼は、4日間の死闘を戦い抜き見事優勝。本年2月のEPT Paris#38での優勝を足掛け、2連続EPT大会制覇という空前絶後の離れ業を成し遂げた。
大会中は同級生であり盟友のふぁるこん氏と獲得賞金国内10席の座を争う、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げた。ふぁるこん氏のHigh Roller ITM(#10)で一時は11位に後退するも、最終日の#51で万ユーロのITMを達成。本大会を国内10席で終えることに成功した。
獲得賞金:€334,400
ITM回数:4回
1位はラスワン氏。同氏は2023年に入り、世界の舞台に本格参戦したポーカープレイヤーで、主戦場はHigh Roller。
#10では先輩High Rollerのふぁるこん氏と参加費375万円の超高額トーナメントで同時ITMを達成。自身は4位で2,610万円の賞金を獲得。国内ランカー達を一気に飛び越え、50傑入りを果たした。
#38では10分ブラインドで状況が目まぐるしく変化する中、圧倒的な人間力でオールイン対決に連戦連勝。わずか数時間で12人のプレイヤーをノックアウトさせ、悲願のEPT初タイトルを手にした。
4回のITMは日本人トップタイ。J O E氏とのハイレベルな戦いを制し、EPTモンテカルロ日本人覇者に輝いた。