13日に渡ったWPTオーストラリア(Main Tour)が閉幕。全13 Eventのほとんどで日本人プレイヤーがITMを達成。ここではITMを果たした日本人プレイヤー12名をランキング形式で全員紹介!参考記事をいくつか掲載しているので、各Eventの詳細はリンク先でチェック!
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 1,303
12位はくわはたまさたか氏。同氏は医師免許を持つポーカープレイヤー。デビュー戦のWSOPでは5,701人が参加した#71で17位入賞し、US$27,753を獲得。順風満帆の船出を達成した。次に目指した地はWPT Main Tourが初上陸したゴールドコースト。初戦を勝利で飾り、爪痕を残した。Main Eventに参戦し、Day1を通過。ITMまであと30人というところで涙を飲んだ。2回目の遠征はほろ苦いものとなったが、再戦を誓い日本に帰国した。口癖は「ラッキーしたい」。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 1,805
11位はTasuku 9High氏。同氏は仙台のアミューズメント 9 Highのオーナー。日本在住ながら過去のITMは全て豪州という珍しい実績の持ち主。WPT期間中に9 Highに堀内正人プロを迎えるイベントが重なり豪州滞在は限られたが、トーナメントは2戦1勝の好成績。仙台のポーカーレベルを引き上げることを誓い、日本に帰国した。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 1,875
10位はKazuya Kojima氏。同氏は主にアジアを中心に活躍するプレイヤーであったが、ついに南半球に進出。Main Eventでは日本人2位(/9名)の成績でDay1を通過。ITMにはあと一歩及ばなかったが、メイン戦士としての歴史を刻み、WPT公式デビューを果たした。最終Eventの#13でしっかりと結果を残し、自身の豪州遠征を締めくくった。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 1,970
9位はYASHIRO氏。同氏は売出し中のポーカープレイヤー。トナメ、キャッシュを中心とした海外ポーカー生活を経験するため単身渡豪。デビュー戦となったWPT豪州開幕戦#1 Mystery Bountyで日本人唯一のITMを達成。プレイヤーとしての経験値を一気に引き上げることに成功した。最も大きな戦果は同じWPTで戦った同志たち。海外で活躍するイメージは整った。豪州を原点とする新鋭の活躍に期待したい。
ITM回数:2回
獲得賞金:AU$ 2,367
8位はJumpei Furihata氏。同氏は2021年のWPT Tokyo Main Eventで準優勝した実力者。今大会も2インマネとWPTとの相性の良さを示した。Main Eventでは日本人4位(/9名)の成績でDay1を通過。今回こそ入賞に至らなかったが、Main EventでのITMは時間の問題だろう。ポーカープレイヤーとしての風格を纏い、今後さらなる飛躍を予感させるプレイヤー。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 6,251
7位はもにー氏。同氏は2022年のJOPTイベントで準優勝経験のある新鋭プレイヤー。「ただでは帰らん」と意気込んだ豪州遠征は大成功。#5でFTに残る活躍を見せ、人生初ITMと初FTを同時達成。#5はPokermedia.auの取材対象Eventであったこともあり、彼の活躍は全世界に知れ渡った。今後この実力派エンジョイ勢(自称)がどこまで実績を積み上げていくか期待したい。
ITM回数:2回
獲得賞金:AU$ 9,949
6位はあり氏。同氏は本業シーシャ屋さんの新鋭プレイヤー。赤髪とタトゥーが特徴的なプレイヤーだが、豪州の地で話題をさらったのは、その見た目だけでない。海外ライブデビューにして、今大会#5と#13で2つのEventでFT進出。現地メディア評はThe bright hair and colourful antics(参考訳は関連記事)。ゴールドコーストが日本の新星を発見した。赤い彗星の今後の活躍に期待したい。
ITM回数:2回
獲得賞金:AU$ 11,173
5位はふぁるこん氏。同氏は言わずと知れた国内強豪で参戦した日本人プレイヤーの中で最も高い序列を持つ。もともと参戦する予定はなかったが、High Roller仲間たちの誘いをスナップでコール。翌日未明に現地入りするフットワークの軽さを見せた。Main Eventに参戦し、Day1を日本人7位(/9人)で通過。Day2では多くのプレイヤーがふるいにかけられる中、静観を果たし、自身初のWPT Main TourでITMを果たした。実績にまた1つ箔がついたが、彼にとっては友人との絆がより重要なのかもしれない。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 11,742
4位はほのか@ありさ氏。同氏は都内でディーラーとしても活躍するポーカープレイヤー。今大会初の万AU$獲得者にして、女性プレイヤーとして唯一ランクインを果たした。夏休みを利用し、WPTに初参戦。大会序盤の#3で400人弱のプレイヤーが参加する中で衝撃のFT進出。デビュー1年目の新鋭ながら早くも3大ツアーでFT進出を達成した。最終的には4位で終え、豪州メディアから「おめでとう」と異例の日本語での祝福を受けた。
ITM回数:1回
獲得賞金:AU$ 19,880
3位はつぐ氏。同氏はJOPTで経験を積み、海外デビューを果たした新鋭プレイヤー。デビューとなったWPT遠征ではMain Eventに参戦し、豪州の地で異彩を放った。Main EventではDay1を日本人5位(/9人)で通過。苦戦を強いられたDay2では不退転のAI対決をことごとく勝利。ITMを確定させ、Day3に進出した2人の日本人プレイヤーに名を連ねた。Day3を最大限戦い切り、WPT Main Event 27位を自身の人生初ITMとした。Main Eventをデビュー戦に選んだ新鋭プレイヤーが次に向かう先はどこなのか。目が離せない。
ITM回数:3回
獲得賞金:AU$ 20,046
2位はKen【KING】氏。同氏は国内50傑のアウトローなファッションが特徴的な新宿系ポーカープレイヤー。愛用の高級ブランドDSQUARED2を纏ってゴールドコーストを入り。彼の活躍の場に国境はないが、実は2021年WPT Tokyo Main Event 3位と同ツアーとの相性が良い。豪州遠征では全13イベント中 Main Eventを含む#2、#6、#10でITMを達成。3インマネは日本人単独2位の成績で安定した実力を披露した。Main EventはDay1を日本人トップの成績で通過。Day2ではITM確定後の最終盤でBig Stack同士がぶつかる不運に見舞われたが、豪州最高峰の戦いで41位(/710位)の好成績。好調を維持する彼の次の目的地に注目したい。
ITM回数:4回
獲得賞金:AU$ 289,908
WPTオーストラリア日本人最高位はJ O E氏。今大会は彼にとって記録づくめの大会だった。獲得賞金日本人トップ、インマネ回数日本人トップ、#7PLO優勝、Main Event 4位等・・最終的に自身の国内ランキングを30位⇒19位に引き上げた。Main Event Day 3ではチップリでFT進出、6人での最終決戦となるDay4もチップリで進出。一時は全チップの半数以上を一人で占有する圧倒的なプレイを魅せた。彼の最前線で戦う姿はLive配信され、多くの日本人プレイヤーの心を打った。特に現地入りをしていた未来ある新鋭達への影響力は小さくなく、日本のポーカー界の未来の礎を1段築いたといっても過言ではない。一人の挑戦が多くの人に希望と新たな挑戦を与えるーこれを伝えることこそが当ブログの使命。これからもフロントランナー達をリスペクトしていきたい。
ITMを果たした11名の皆さま、改めておめでとうございます!
個性的な新鋭の台頭と強豪の後ろ姿・・控えめに言っても最高の大会だっと思います。